こんにちは。エアラボのウスイタツヒコです。
二酸化炭素(炭酸ガス、CO2)は地球温暖化の要因とされ有名な化合物です。
外の空気中には350〜400ppm(ピーピーエムと呼ばれてます。)という濃度のCO2が存在します。
室内は1,000ppm以下に保つというのが建設業界の常識になっています。
では、1,000ppmの基準は厳しいのか?甘いのか?という話題です。
co2はどこまでいったら身体に悪い?
会議室で会議をしているとき、大人数でセミナーをしているとき、教室の授業中、満員電車のなか通勤・通学している時、ふと眠気やめまいを起こしたことはありませんか?
それは空気中のCO2が増加していることが原因しているかも知れません。
CO2濃度が10,000ppm(空気中に1%のCO2濃度)の空気を人が数分吸い続けると、眠気が襲ってきます。
これでは集中して会議や授業が聞けませんね。
さらに空気中に2~3%のCO2が存在する場合には、胸が動悸を激しく起こし、呼吸が深くなり、頭痛、発汗となって異常が露になり、
快適な空気環境とはいよいよ言えなくなってきます。
さらにさらに4~5%で酸欠、めまいを起こします。
6%で感覚がものの数分で悪化、10~15%の濃度に曝露されると1分以内に無意識状態に、
17~30%で無呼吸状態に陥るまでに1分もかからないとされています。
co2 1,000ppmは妥当?!
この話題については換気や空調の多くの学者、専門家、先生方が取り組まれております。
到底、私にはついていけない話ばかりが飛び交っておりますので、
ここでは実体験に基づき、妥当かどうか調べてみました。
早速ですが、試しに窓を開けず、換気扇を動かさずに一晩寝てみてください。
気密が良くない6畳一間でも3,000ppmをすぐに超してしまいました。
「え?こんなすごいことになってる!!」と驚きでした。
気密性の良いRC造のマンションや高断熱高気密仕様の木造住宅では、
さらに濃度があがるかもしれません。
一方、窓を開けっ放しにして一晩寝てみたら、〜700ppmという範囲に落ち着きました。
窓を閉め、換気扇だけをつけっぱなしにして一晩寝てみたら、〜1,200ppmという範囲に落ち着きました。(ちょっと換気不足?!)
やはり、朝起きたときのフレッシュ感、頭の回転が違う、血の巡りが良く感じたのです。
以上の経験から1,000ppmは気持ちのよい朝を迎えるための必須要件なのかもしれません。
やっぱり換気しなきゃだめなのか?!
窓を開けっ放しにして寝ることは防犯の観点や寝冷えすることからおすすめはできませんので、
健康やCO2が気になる方は、換気扇を使用することをお勧めします。
部屋の大きさにあわせた適度な能力の換気扇を選定することが必要ですし、
就寝時にモータ音が気にならない位置にベッドを持ってくることも重要です。
passiv Fanでは風量を5段階調整できる仕様となっております。
就寝時は10畳の部屋では「2(弱)」を選択していただけるとちょうど良いと思います。
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