ウルトのVKP 設置してみました。

こんにちは。エアラボの臼井です。

 

10月15日に開催したpassiv material建材講座では「換気・気密」について講座を担当させていただきました。

遠方ははるばる松本市のお客様にお越しいただき、非常に嬉しい限りでした。

 

さて、建材講座でご好評をいただきましたウルト社の目地シーリングテープ(VKPトリオ)についてご紹介いたします。

13911-m13911-s3

サッシまわりの泣き所、防水、二次防水、気密、断熱・・・

 

実はこのテープはサッシのまわりにぐるっと巻きつけて枠にはめ込むだけで、

防水、気密、断熱を叶えてしまうすぐれものなのです。

 

ドイツ・バーデンヴェルテンベルク州の環境技術賞でみごと第一位を受賞した実績のある商品です。

 

サッシの4方に張り巡らせていき、サッシ枠に収めると、

テープがスポンジ状に膨らみ、徐々にサッシと枠のあいだの隙間が埋まり、

断熱と気密を担保しているのです。

 

しかも、スポンジ状のため万一湿気を吸い込んでも排出するため、透湿性もあわせもっています。

 

はじめはホントに防水できるのかなと思ったため、実際にはめ込みしてみました。

用意したのはスウェーデン製トリプルサッシ(ガス入)で重量はおよそ50Kg!!

枠は100mm幅の四方枠でサッシとのクリアランスは左右上下それぞれ10mmとりました。

 

およそロールからはがしたばかりのテープの厚みはだいたい5mm程度でした。

 

メーカーさんのはなしでは、10分くらいで膨らむので施工は素早くやることと聞いていたのですが、

本番。10分たっても膨らまないため、サッシと枠のあいだは隙間だらけでした。

 

どうやら湿気によって膨らむ速度が変わるようです。

材料の保管のため空気質がカラッと維持された物流センター内では膨らみが遅かったようでした。

13911-s213911-s

設置した翌日に見に行くと、見事に膨らんでいました。

テープ部分をさわって感触を確かめる。

これでは水は侵入しないなという具合にまでしっかりギュッと詰まった感じがします。

 

これまでのサッシの納まりではテープやシーリングを駆使していました。

テープやシールが2~3年という寿命と言われている事に対し、

VKPトリオではスポンジ状に膨らむ性質に加え紫外線劣化が少なく、

熱に対する塑性や弾力性があるがために、桁はずれの寿命が期待できるだろうと思います。

 

 

施工していた時の注意ポイントは、

1)サッシツバ(ガイド)がないものをつかう。あるいはツバ(ガイド)がある場合は切り落とす。

2)サッシの四辺の長さに貼り付けるのではなく、サッシの周りをぐるっと一周覆い尽くすように貼っていくこと

3)サッシ枠とサッシ下地枠をビスでもむ箇所はテープを貼らない。破って貼ってはいけない。

 

幅や長さが多数用意されているため、細い2本を貼っていき、間の空隙にビスをもむのも良いとのこと。

 

ウルト社目地シーリングテープVKPトリオはOK-DEPOTで扱っています。

https://www.ok-depot.jp/passiv-item/cat967/wurth-vkptrio.html

wurth_vkptrio_A4

検索

AIR LABOサイト

OK-DEPOTブログリンク

OK-DEPOT建材サイトリンク

AIR LABO blogお問い合わせ