# passiv Fan 計画・機種選定について

キッチン、トイレ、浴室の換気扇についてはpassiv Fanで給気を取るということになりますか?
トイレ、浴室には局所排気を設置します。トイレ、浴室、台所など臭気や水蒸気が大量に発生する箇所については、局所排気を設置してください。レンジフードは同時給排式を採用するか、近傍に負圧レジスターを採用し、局所排気が稼働している時に室内負圧の解消をはかって下さい。トイレは人感センサー付のものを、浴室には湿度センサー付のものを採用して、湿度の高い時のみ換気扇を回すようにすることがオススメです。

passiv Fanを使用しながらレンジフード使用のときには負圧になると思いますが、どう対処すれば良いでしょうか?
トイレ、浴室には局所排気を設置します。トイレ、浴室、台所など臭気や水蒸気が大量に発生する箇所については、局所排気を設置してください。レンジフードは同時給排式を採用するか、近傍に負圧レジスターを採用し、局所排気が稼働している時に室内負圧の解消をはかって下さい。トイレは人感センサー付のものを、浴室には湿度センサー付のものを採用して、湿度の高い時のみ換気扇を回すようにすることがオススメです。
passiv Fanはトイレにも設置可能でしょうか?
臭気の問題からトイレには通常、設置提案いたしません。 素早く臭気を取り除いたほうがいいため排気専用のパイプファンを設置します。 消し忘れ防止のため使用したら停止するような人感センサー付きのパイプファンがおすすめです。
外部フードの北風君のカラーバリエーションを教えて下さい。
北風くんのカラーは標準色:ステンレス色の他に、ホワイト、ブラックのカラーバリエーションがございます。
24時間換気対応か。トイレに設置する場合はどうなるのか。
24時間換気対応可能です。機種ごとに確認申請資料をご用意しており、メールまたはFAXでお送りさせていただいています。必要な方はお電話にて(048-677-6616)またはメール(air-labo@ok-depot.jp)にてお問い合わせください。・臭気の問題からトイレには通常、設置提案いたしません。 素早く臭気を取り除いたほうがいいため排気専用のパイプファンを設置します。 消し忘れ防止のため使用したら停止するような人感センサー付きのパイプファンがおすすめです。
passiv Fanについて、延べ30坪くらいの住宅では4台とパンフレットで見ました。卸価格はいくらぐらいでしょうか?弊社は工務店でも有ります。
4台プランでは定価50万円くらいですが、業者様の別に掛率を設定しておりますので、まずはお見積りのご依頼をお願い致します。
外断熱を標準採用しているのですが、厚い壁でも対応できますか?
passiv Fanは130~235mmまでの外壁に対応していますので、厚い壁でも対応できます。さらに、取付ベースを使用すれば、真壁など100mmに満たない外壁のケースでも設置可能となります。
リフォームに採用は可能でしょうか?リビングだけに採用は出来ますか?
新築・既築住宅に採用可能です。既存の場合、既設給気口を利用して設置できるφ100モデル(PFB100s)がございます。
リビングだけの利用も可能です。
・気積320m3/hの住宅では、passiv Fanは何台必要ですか?
・設置位置はどのようなところになりますか?
・WICやSCLは設置しますか?
・トイレや浴室は局所排気を設置する必要がありますか?局所換気のオススメの機種はありますか?
・メンテナンスの頻度は?
・passiv Fan PF150の設計換気量は1台あたり25m3/hで計算されます。気積320m3/hですと、単純計算して必要換気量は160m3/hとなりますので、8台(設計換気量200m3/h)必要となります。ただし、クローゼットや納戸、浴室、トイレなどは換気の経路から除かれるためもしかしたら6台の計算になるかもしれません。
・設置位置は基本的に居室です。
・WCLやSCLは建具がない場合や空気のつながりがある場合を除き、基本的には設置提案をいたしません。
・トイレ、浴室には局所排気を設置します。トイレ、浴室、台所など臭気や水蒸気が大量に発生する箇所については、局所排気を設置してください。レンジフードは同時給排式を採用するか、近傍に負圧レジスターを採用し、局所排気が稼働している時に室内負圧の解消をはかって下さい。トイレは人感センサー付のものを、浴室には湿度センサー付のものを採用して、湿度の高い時のみ換気扇を回すようにすることがオススメです。
・フィルターのメンテナンス頻度は3ヶ月に1回程度です。繰り返し洗えば使用できますが、ほつれや破れが出てきてしまうため耐用年数は2年程度です。蓄熱エレメントのメンテナンス頻度は年1回程度です。蓄熱エレメントは水洗いが可能です。割らない限り繰り返し永久に使用することが出来ます。
エアコンからどのくらい離すなどの決まりはあるのでしょうか?
エアコン室内機からは左右に220mm以上、上下には210mm以上離して設置することを推奨いたします。
また、ベッドの直上にあると音を気にされるお客様がおりますので、ベッド上の設置は控えてください。
なお、薪ストーブ、レンジフードの吐き出し口を中心として半径1m以内の場所には設置しないようにしてください。
passiv Fanの場合、基本的にはトイレなどに換気扇は必要ないのですか?
トイレ、浴室、台所など臭気や水蒸気が大量に発生する箇所については、局所排気を設置してください。レンジフードは同時給排式を採用するか、近傍に負圧レジスターを採用し、局所排気が稼働している時に室内負圧の解消をはかって下さい。
洋室と廊下の間の開きドアは下部アンダーカット無し(通気無し)にしないとだめですか?また、アンダーカット処理ということは、3種換気同様に通気処理(ドア下10mm)していいという意味でいいでしょうか?
寝室以外にも廊下、階段なども換気計算として参入しておりそれぞれ部屋は通気のある建具を設置して「空気を繋げる」ことが必要になります。開き扉の場合はおよそ10mmのアンダーカット処理をしていただくことをお願いいたします。下記、詳細になります。
『建築物のシックハウス対策マニュアル』によると
≪換気経路にある扉の通気確保≫
換気経路となるこの扉には有効開口面積で100~150㎝2の開口が必要とされます。
通常の開き戸には扉の周囲に隙間があるので、高さ1センチ程度のアンダーカットやガラリを設けることによって必要な通気の確保ができます。
一般的な折れどや引き戸など比較的隙間の多い建具の場合はそのままで換気経路として有効です。
①換気ガラリ ②アンダーカット ③折れ戸 ④引き戸 ⑤ふすま・障子 ⑥欄間 など
オプションのスリーブサポーターには105角用の他に種類がありますか?
89角用、105角用、120角用が通常在庫でございます。(特注でサイズの指定をいただければ作成することも可能です。納期3週間、差額発生します。)
トイレ、浴室、レンジフードの換気はどうしたら良いか?
トイレ、浴室、台所など臭気や水蒸気が大量に発生する箇所については、局所排気を設置してください。レンジフードは同時給排式を採用するか、近傍に負圧レジスターを採用し、排気稼働中における室内負圧の解消を計ってください。
建具・扉は通気性のあるものを使ったほうがいいか?
『建築物のシックハウス対策マニュアル』によると
≪換気経路にある扉の通気確保≫
換気経路となるこの扉には有効開口面積で100~150㎝2の開口が必要とされます。
通常の開き戸には扉の周囲に隙間があるので、高さ1センチ程度のアンダーカットやガラリを設けることによって必要な通気の確保ができます。
一般的な折れどや引き戸など比較的隙間の多い建具の場合はそのままで換気経路として有効です。
①換気ガラリ ②アンダーカット ③折れ戸 ④引き戸 ⑤ふすま・障子
寝室に設置したら動作音は気になりませんか?
音量は日常生活範囲の風量レベルで17dBと低い値ですが、70秒ごとに切り替えを行う関係で、切り替え時の音が気になるというケースがあります。
上記理由から、寝室のベッド位置近くに設置することはなるべく避けてください。
外壁の厚みによって、機種はどのように変わるのでしょうか?
外壁の厚みによって、選択できる蓄熱エレメントの長さサイズが異なります。150sは155mm~、150fは130mm~の対応となります。
外壁が150mm前後で、準防火地域の建物ですが、passiv Fanは採用できますか?
passiv Fanは壁の厚みによって採用できる機種(蓄熱エレメントの長さ)が異なり、最低130mm~の対応となります。防火ダンパーを設置する場合では、最低178mm~となりますが、passiv Fan本体を室内側に40mm引き出す取付ベースというオプションパーツを使用すれば、150mm前後の外壁でも納めることが出来ます。
passiv Fanとエアコンは何cm離して設置すれば良いでしょうか?
エアコン室内機からは左右に22cm(220mm)以上、上下には21cm(210mm)以上離して設置することを推奨いたします。
passiv Fanの切り替え間隔は、なぜ70秒なのか?
蓄熱量と換気量のバランスから70秒になっています。70秒より長いと外へ熱を逃しすぎてしまいますし、外からの熱を取り込みすぎてしまうことに繋がります。短くすると温度交換効率は上がりますが、換気ファンが停止する時間が長くなりすぎてしまうため換気風量が少なってしまいます。
passiv Fanのsilentモデルはbasicモデルとどのように違うのですか?また、単価は異なりますか?
passiv Fanのsilent仕様では、 換気ファンを蓄熱エレメントの室外側に設置することで、 蓄熱エレメントが換気ファンのモーター音を吸収し、-3dB[A]のノイズレベル削減が可能な機種です。
PFB150s(在来工法用)とPFB150f(2×4工法用)は本体構造が同一に見えますが、なぜ換気量が異なるのでしょうか?
蓄熱エレメントの長さによってsとfの製品ラインナップがあります。150sは呼径φ150で150mmの長さが有り、150fは呼径φ150で125mmの長さの蓄熱エレメントが採用されており、150sは空気抵抗が大きい分、取り出せる換気量がfよりも小さくなりますが、150sの方が温度交換効率が優れています。150sは壁厚が155mm~、150fは壁厚が130mm~対応しています。
トイレや浴室については別の換気系統で行うということですが、ユーティリティーの設置は出来ないという認識でよろしいでしょうか?
メーカーとしては、水蒸気が大量に発生する空間については特に寒冷地ですと冬期に結露の問題がございますので、ユーティリティー空間への設置は推奨しておりません。上記の事項をご確認いただいたお客様のご要望により設置することは可能です。
換気経路にあるリビングと廊下の扉(開き戸)はどのくらいのアンダーカットを有すればいいでしょうか?
シックハウスマニュアル(ベターリビング社発行)P17によりますと、記載がある通り、高さ1cmほどのアンダーカットを有する開き戸であれば必要な通気確保が行えるため、換気経路にある建具(開き戸)に1cmのアンダーカットを施して下さい。
passiv Fanを設置した場合、キッチンやUB、洗面、トイレでは第三種換気で良いのか気になりました。
passiv Fanを使うときには、キッチン、UB、洗面、トイレには局所排気を設置するよう推奨しています。

キッチンは調理中の燃焼ガスおよび水蒸気排出を素早く行うためにあり、
UB換気は水蒸気排出を素早く行いカビの発生を防止するためにあり、
トイレは使用後にニオイ取りを素早く行うために設置します。
passiv Fanは全熱交換換気といい、室内の空気の温度、湿度を逃がさないことに長けているので、通常は局所換気箇所には設置しません。
例外的に、UBやトイレにもpassiv Fanをつけることが出来ますが、
上記の用途としては、窓を開けたり、局所排気を回す方が素早く排出が行えます。

局所排気の使い方として
調理したり、入浴したりする以外(使っていないとき)は普段消しておくのがポイントです。
局所排気がずっと回っている状況だと「負圧」になり、passiv Fanの温度交換効率に影響します。
そのため、消し忘れを防止するため、
・UBはタイマーなどを使ってOFFにする
・トイレは人感センサー付きでOFFにする
・洗面は湿度センサー付きでOFFにする
・キッチンは同時給排を選択する
等の設計上の工夫も大切です。
省令準耐火の場合はスリーブ管を変更する必要がありますか?
passiv Fanのスリーブ管をオプションの鋼製スリーブ管に変えてご使用ください。
省令準耐火の場合、防火ダンパーの設置は必要ですか?
準防火指定がある場合は、鋼製スリーブ管への変更に加え、防火ダンパーの設置が必要ですが、計画地に防火指定がない場合にはダンパーの設置は不要です。