こんにちは。エアラボの臼井です。
交互給排型換気システムは、
給気と排気が交互に切り替わるファンを持つ換気ユニットと蓄熱エレメントから成り、
給気から始まるユニットと、排気から始まるユニットが2台一対で動くという
ユニークな運転方法を持つ換気システムです。
詳しくは、以下の画像をクリックしてください!!
しかし、passiv Fanの場合は、設置台数は必ず偶数台だけでなくても良いのです。
どういう訳かと、言いますと、
奇数台でも制御できる機能がコントローラーに備わっているからなんです!
換気ユニットが奇数台で接続されている場合では、
「奇数台ローテーション運転モード」または、「全台運転モード」という運転モードで動きます。
奇数台ローテーション運転モードとは?
奇数台設置の場合、給気量=排気量を保持しようとするため、
偶数台での運転を⾏います。
5台設置時には、4台は運転し、1台は停⽌した状態になります。
上図のA→B→C→D→Eという順番で停⽌するファンがローテーション運転していきます。
全台運転モードとは?
しかし、奇数台運転でも全部の換気ファンを運転させることができます。
これが「全台運転モード」です。
PFB150sが5台接続の場合、
上図のように5台の換気ユニットが設置されている場合、
最初の70秒間Aグループでは、
150m3/hの排気運転を行います。
この時、コントローラーの自動制御によりBグループからは150m3/hが給気されます。
70秒後に、給気排気が入れ替わり、
Bグループが100m3/hの排気運転を行います。
その時、Aグループから100m3/hの給気が行われ、
計100m3/hの換気が行われるようコントローラーが自動制御します。
すなわち5台設置の場合では、少なく見ても1時間あたりの換気能力は、
(150m3/h×0.5h)+(100m3/h×0.5h)=125m3/hとなります。
ちなみに、
「奇数台ローテーション運転モード」と
「全台運転モード」はコントローラーのボタン操作でいつでも設定の変更が可能となっています。
どんなシーンで役立つのか?
日本の住宅は、海外の住宅のように広さもないので、
換気システムをたくさん設置するということを考慮しておりません。
例えばマンションのリフォームで
部屋全体を熱交換換気したくても
3か所にしか給気口が無い場合や、
4LDKの間取り等、部屋数が5部屋に対して、
6台ではなく、5台設置で済ますことが出来るなど、
適正台数が5台と出るケースが日本の住宅には多々あります。
しかも、建物の容積から導いた適正台数よりも
多くの換気ユニットを設置するという事は、
建物の気密性能を損ないかねませんので、
やたらと多くの換気孔を設ければ良いという訳でもありません。
passiv Fanは、ダクトレス熱交換換気システムの中で唯一、
1台単位で設置ができ、奇数台での運転も可能にしているシステムです。
どのような間取りにも合わせることができ、
柔軟な対応を可能としております。
エアラボ 臼井
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