エアラボの臼井です。
日々換気にまつわる質問をいただいております。
先日一般のお客様のT様からのお問合せで、
「換気機能付きエアコン」についてお問い合わせをいただきました。
T様は新築住宅を計画中で、
だんだん冬が近づくにつれて、寒さが気になるようになり、
24時間換気は第三種換気で行う想定で進んでいたのですが、
CMで流れている換気機能付エアコンを見て、
冬季や夏季はLDKに換気機能付エアコンで、
全体を冷暖房+換気できるようにしたいという計画でした。
換気が冷暖房を兼ねるというのは、
弊社も以前、トライしたこともあり、
蓄熱エレメントにヒーターを巻いて冬季だけONにしたり、
ペルチェ素子を使った熱交換素子等を
色々検討しましたが、
電気代やメンテナンス効率を考えるとどうも前に進まずでした。
私も換気機能付きエアコンのCMを見て、
どこにでも入手できるような家庭用の壁掛けエアコンで
除湿・加湿・換気ができる製品ができるというのは、
とてもスマートな商品だと思い、
T様と同じような計画ができるのではないかと思っていて
少し調べた時期がありました。
多くの換気機能付きエアコンの換気は、給気専用で、
外気を取り込むことはできるが、排気は出来ない構造になっています。
(最近は排気も行える機種が登場しています。)
製品スペック上では、空気の取込量は、強運転で毎時30㎥/hという給気量です。
24時間換気は、毎時150㎥/h~200㎥/hの給気排気量があり、
キッチンのレンジフードは600㎥/hにもなりますので、
それに比較すると、
換気機能付きエアコンは物足りないかなというスペックです。
家全体をカバーできるほどの給気量はないため、
局所的な使い方(各個室に補助的に設置するような使い方)という印象を持ちました。
「なるほど、全体を換気対象とするとなると、
各部屋のエアコンも換気機能付きにしないとならない」という事で、
T様の方で価格、ランニングコストを比較され、
最終的に第一種換気を採用される事になりました。
エアラボ 臼井
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