【コラム】花粉対策は欠かせない これからの住宅づくり

Q.スギ花粉症の患者さんは何万人ぐらいいるかご存知でしょうか?

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A.スギ花粉症だけでも、春のスギ花粉の患者さんだけで3,000万人

日本の人口の1/4と推定されています。

 

そもそもどうして花粉症患者が増えたのかというと、

単純にスギ花粉が増えたためとされています。

戦中、戦後復興策で住宅を建て直すために、いたるところで植樹がされましたが、

やがて国内で作る建材よりも安価な輸入建材の方が多く使われるようになり、

こうした人工林は放置される状態になってしまいました。

これが花粉症患者が増え続けている主な原因とされています。

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資料:林野庁業務資料(平成24年3月31日)出展:

http://www.rinya.maff.go.jp/j/sin_riyou/kafun/data.html

 

 

多くの方が花粉に悩まされ、年々患者数が増え続けています。

これからの住宅づくりにおいて花粉対策は欠かせないポイントになるかもしれません。

 

 

夏や秋にもある花粉症

 

花粉症といえば、

春のスギ花粉や秋のキク科の花粉がよく知られていますが、

夏や秋にも花粉症があります。

夏・秋に飛散する花粉として、イネ科植物、キク科のブタクサ、ヨモギ、またクワ科のカナムグラなどがあり、

とくにキク科の花粉が、秋の花粉症の原因となることが知られています。

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Q.住宅でできる花粉対策を教えてください。

A.出来るかぎり室内へ取り込まないに限ります

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TVで見る花粉軽く空気中をうようよ浮いている映像が流れますが、

実は空気よりも重いのです!

室内に入ると底に溜まってしまいます。

床上20cmによく溜まると言われており、そこは赤ちゃんの生活空間!!

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そのため、「出来るかぎり室内へ取り込まない」という対策が必要です。

出来るかぎり室内へ取り込まない工夫が必要

■ユーザー行動でできること

・帰宅時に、玄関先でコートをよく払ってから入室する

・窓や玄関ドアを極力開かない

■建物側でできること

・換気口にフィルターを使う

新築工事であれば、

床下から排気する合理的な換気システムや、

電子集塵式のエアフィルターを採用することも可能ですが、

これら大掛かりな設備は住宅を建てた後では採用することが難しいです。

もちろん、金銭的な意味でも・・・

換気扇を止めればいいんじゃない?と言われそうですが・・・

カビにとって好環境をつくってしまいますし、

ニオイが取れなかったり、いろいろと生活に支障をきたしますので、

やはり換気しながら、花粉を除去するという手としてフィルターの採用が望ましいです。

次回はフィルターの選定ポイントについてご紹介したいと思います。

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エアラボ ウスイタツヒコ

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