こんにちは。エアラボの臼井達彦です。
前回の現地調査から時間があきましていよいよ施工編です。
step1:配線作業
マンションののような1フロアの場合は
比較的配線が容易ですが、
配線はできる限り露出させないようにするため、
今回の現場では天井裏から配線し、
どうしても配線が露出してしまう箇所については
モールで隠ぺいするという方法を選びました。
step2:既存給気口撤去
メガフィルター・蓄熱エレメント設置
自然給気口ですので、電源はきていません。
既存のカバーをそのまま取り外していきます。
この時にクロスがはがれないように
一度給気口の外形に沿ってカッターで切れ込みを入れておくと
キレイに取り外せます。
また、既存給気管内にあった整流板についても
プライヤーやペンチを使って除去しました。
次に石膏ボードの穴を
テープで巻いていきます。
石膏ボードの小口をそのままにしておくと
蓄熱エレメントが通ったときにボロボロ崩れてきてしまいますので
アルミテープでテーピングしていきます。
ここまで準備が整ったら、
いよいよメガフィルターと蓄熱エレメントを
設置していきます。
メガフィルターは空気清浄の役割を果たします。
PM2.5は93%以上、
PM10(細かな花粉レベル)は98%以上*除去して
外気を取り込むことができます。(*係数法により確認)
蓄熱エレメントは熱交換の役割を果たす重要なパーツです。
筒状で細かな六角形の穴が開いたセラミックです。
まずメガフィルターを
向きを取っ手のある方を室内側にして
既存スリーブ管の中に入れていきます。
メガフィルターは後からでも取り外しやすいよう
出来る限り室内に近い位置に設置します。
次に蓄熱エレメントです。
向きを取っ手のある方を室内側にして
外側のケースと一緒に差し込んでいきます。
納まりました。
step3:コントローラー・ファン設置
この作業自体はそれほど難しい工事ではありません。
配線が通っていればあとはマニュアル通りの正しい順番に配線していくのみです。
コントローラーには、
換気ファンへのケーブルと100V を接続した後、
壁面に固定していきます。
配線を換気ファンに引き込み、
壁にビス打ち固定していきます。
本体やフィルターのカバーは
マグネット構造になっていますので、
パチパチッとはめていけば完成です。
試運転を行い施工完了です!
さて、いかがでしたでしょうか?
マンションではこれまで
通常の三種換気から一種換気へのリフォームはかなりハードルが高く、
難しいとされていましたが、既存の給気口を活用したリフォームが出来ました。
さらに、多少の配線露出が許されれば、壁を作り替えなくとも設置が可能です。
O様は残念ながら冬を体験しておりませんが、
「空気が澄んだ感じがする。」
「重かったドアが軽くなったかも」と
換気リフォームによって
空気清浄と負圧低減の評価をいただいております。
空気質データロガーを使用して
これから夏冬の効果も確認してみるとのことでした。
空気質が変わって、
生活がどのように変わっていくのか、
効果が楽しみですね♪♪
エアラボ 臼井達彦
—————————————————————————————————————————-
エアラボはpassiv Fan(パッシブファン)のメーカーです。
私たちのブログでは住まいの
空気質・温熱環境・換気・空調に関する情報を発信しています!
ホームページも是非ご覧ください♪
—————————————————————————————————————————-
〇商品、ブログに関するお問合せ先
TEL:048-677-6616 | FAX:048-647-0966
メールでのお問い合わせはこちら!