こんにちは。エアラボのウスイタツヒコです。
前回のブログではインフルエンザ対策として
・換気する
・適度な温度・湿度調整
が重要であることを説明しました。
特に、インフルエンザの流行が全国的になっている今、
意識的に対策をしていただきたいなと思います。
とはいっても、
冷え込みの激しい冬場は、
窓を全開にすることは難しいですよね。
また、エアコンがさらに乾燥させるので、
加湿器を用いないとなかなか適度な湿度調整も難しいですよね。
温度と湿度をあまり変えずに換気することはできないのでしょうか。
全熱交換換気があります。
全熱交換換気は、
温度だけではなく湿度も回収してくれる換気で、
まさに人の健康を想った換気扇なのです!
従来の換気扇は、
外の空気をそのままの状態で取り入れ、
中で汚れた空気をトイレや浴室から排出するものでしたので、
「寒くなる」し、「エアコンの効きが悪くなる」からと言って、
止められてしまうのがほとんど・・・
止めてしまうと、空気の入れ換えができなくなり、
臭い、水蒸気、二酸化炭素などがこもってしまい、
だるさ、めまい、吐き気などを引き起こす原因になります。
いまでは、F☆☆☆☆建材が一般的に使用されるようになったので、
化学物質による健康被害は圧倒的に少なくなりましたが、
それでも、
空気の汚染が進行すると、人はストレスをため込むだけで
とてもリラックスできる生活環境ではなくなってしまいます。
水や食事には気を遣うけれど、
水や食事以上に口にしている空気には無関心な人が多いように思います。
全熱交換換気は、
空気を入れ替えるときに、全熱交換素子という部分で温度と湿度も入れ替えてしまうのです。
例えば、
室内20℃、50%、室外0℃、20%があるとすると、
・従来の換気扇
0℃、20%の空気が入ってくる。冷え冷え、カラッカラ
・全熱交換換気(温度交換効率90%、エンタルピー交換効率(暖房)50%の場合)
18℃、約40%*の空気が入ってくる。ほとんど部屋の空気状態が変わらない
*空気線図より読み取りました。
これにより、以下のメリットがあげられます。
・換気しても室温が下がりずらい
・換気しても乾燥しずらい
・エアコンなどの暖房負荷を削減できる
機種によってはセンサーなどを使い、
適度な室温・湿度管理ができるものもあります。
全熱交換換気のメリットは何も冬場だけではありません。
夏場では、冷房された空気に近づけてくれるため、
外のジメジメ、もわーっとした空気を、
ある程度除湿して、冷ました空気を中に入れてくれるのです。
しかし、メリットばかりではなく、
デメリットもあるのです。
・製品が従来のものと比べ高価
・機械そのものが大きく動力も大きい
・騒音、消費電力が従来のものと比べ大きい
・ダクトの配管スペースが必要
そこで、ダクト配管が不要なpassiv Fan(パッシブファン)では、
全熱交換換気でありながら、
上記のデメリットを解消することが可能に!
・ダクト配管が不要のため、配管スペースがいらない
・機械自体が小さいので、消費電力が圧倒的に少ない
・製品自体は単純な構造なので、従来の全熱交換換気より安価
さらにインテリジェントコントローラーには湿度センサーが搭載されており、
湿度にあわせて換気量を調整する機能があります。
人の健康を守る湿度50%帯を維持するように換気することが可能です。
過乾燥のおそれのある冬場には、湿気を逃がさないように、
ジメジメした夏場では、湿気を排出するように自動的に換気量を調整してくれるため、
無駄がありません。
温度、湿度は人の健康を守るために非常に大切なファクターであり、
換気扇はそれに大いにかかわっています。
換気扇の使い方、選び方ひとつ誤ってしまうと、
風邪やインフルエンザにかかりやすい環境にしてしまったり、
ストレスをため込む住環境にしてしまったりします。それだけ空気はデリケートなものなので、健康のためにもこまめに換気することを心がかけてください。
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