passiv Fanは日本で生産・開発しております。
日本の風土や気候、そして建設事情にあわせて商品開発を行っています。
今回はスリーブ管についてその取組をご紹介したいと思います。
■スリーブ管の取付は骨が折れる
passiv Fanのスリーブ管には厚さ5.1mmと肉厚のものを使っています。
そのワケは、
スリーブ管周囲に断熱材が施工されたときに、
発泡圧力がスリーブ管に負担がかかり、
スリーブ管が変形してしまうことを防止するためです。
一方で海外製品はスリーブ管が薄く、
断熱補強をするとスリーブ管を圧迫し、変形してしまう事があります。
変形すると、部材がうまく入らないってなります。
これがやっかいでした。
■木造住宅のために開発されたスリーブサポーターでストレスフリー
さらに、取付方も重要なポイントです。
スリーブサポーターを使用することで
スリーブ管にかかるストレスは皆無となります。
また、セルロースファイバーなど高圧力で吹き込み施工する必要がある
断熱材に対してもスリーブ管が動かないようにして、
現場のイライラを解消することができます。
沢山の現場を経験してまいりましたが、
施工がしやすいとスリーブサポーターは大好評をいただいております。
このほか、スリーブサポーターには、取付を補佐するという役割の他、
・スリーブ管周囲の保温(断熱)
・気密の確保
・水勾配の確保
・スリーブ管内側からのビス止め防止※
という大事な役割があります。
■使用方法は簡単!!
簡単取付!!
■断熱・気密の確保について
スリーブサポーターはスリーブ管周りを発泡スチロールが囲うように断熱されている為、
断熱材とその周りを隙間なく簡単に施工が可能です。
スリーブサポーター室内側表面に気密シート(別途)と防水ゴムシート(別途)を張り、
室内側の気密シートを気密テープを用いて気密ラインを連続させます。
商品は、105(三.五寸)、120(四寸)、89(2×4)の三種類が通常在庫であります。
一方でヨーロッパの石造りの文化で誕生した製品では、
分厚い石壁をコア抜きしてあけたラフ開口に
スリーブ管を設置し、ウレタンを充填→コーキングで完成という施工です。
ウレタン硬化前に
スリーブ管が動いてしまわないか、
気密はとれるのか、ちょっと疑問に思いました。
ちなみに、スリーブ管の標準寸法は350mmです。
もっと長さがあるものにしたいなどのご相談も可能です。
エアラボ ウスイタツヒコ
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